お仕事が忙しく歯医者さんに行けていない働く世代へ
お口の健康チェック10
健康的な口は、顔に若さと元気を与え、コミュニケーションをアップさせます。
さらには、仕事への集中力、効率を高め、日常生活の質も向上させます。
まずは自分の口や歯の具合を知ることから始めましょう。


CHECK 01 自分の口や歯に不安なところはありますか。

自分の歯に不安なところは
CHECK 02 自分の歯が何本あるか数えてみましょう!

鏡に向かって「にっ!」、まずは、右上の一番奥歯に人差し指を添え、ひとつずつすべらせながら数えてみましょう。上がおわったら、次は右下の一番奥から同様に数えてみましょう。(とりはずしの入れ歯の方は外してから数えましょう)
上と下の歯の合計が
CHECK 03 あなたの歯、グラグラしていませんか?

右上の奥歯から一本ずつ人差し指と親指でつまんで揺すってみましょう。歯がグラグラすると指先にグラグラの動きが伝わります。歯を揺すった時に一緒に頭が動くようならしっかり歯が生えている証拠です。
(1本でも)グラグラ動く歯が
CHECK 04 奥歯で噛み締めた時に、痛いところはありますか?

奥歯を「ギュ」っと食いしばってみましょう。奥歯が無い方は前歯で軽く食いしばってみましょう。
痛いところが
CHECK 05 冷たいものや熱いものを飲んだり食べたりした時に、痛みはありますか?

水道水や温かいお湯を5秒間口に含んで待ちましょう。すぐに、結果がわかります。
痛いところが
CHECK 06 食事の後、歯と歯の間にモノが詰まることがありますか?

野菜や焼き魚、お肉を食べるとすぐにわかりますよ。
CHECK 07 歯磨きをすると歯ブラシが(少しでも)赤くなりますか?

歯磨きをすると歯ブラシや吐き出した泡が少しでも赤くなっていたら歯ぐきから血がでている証拠です。また、枕やシーツに赤や茶色の汚れがついている場合は、歯ぐきからの出血が疑われます。
CHECK
08
仕事中や、テレビを見たりなど、
集中している時に歯を噛みしめて、
あごの疲れを感じたりしますか?

噛みしめはクセで無意識にしてしまうため、自分でも気づきにくいです。上下の歯のかみ合わせ面が磨り減って平らになっている場合、噛みしめグセがある可能性が考えられます。
CHECK 09 歯と歯の間のケアは、デンタルフロスでなくてはできません。1日1回デンタルフロスを使っていますか?

イラストで掲載しているものがデンタルフロスです。歯と歯の間の汚れをとる口専用の糸(=フロス)のことです。
CHECK 10 「かかりつけ歯科医」はいますか?

ここでの「かかりつけ」とは、痛いときに行くいつもの歯医者さんという事以外に、口に関するさまざまなことを相談できる歯医者さんをいいます。
CHECK 01 自分の口や歯に不安なところが「ある」場合。
口に関する不安は人それぞれですが、その多くはむし歯や歯周病の進行に伴う現象で説明できることが多いものです。ただ、気づかないうちに迷路に迷い込んでしまっていることもあります。このセルフチェックを通じて、ご自身の口の状態を確認してみましょう。
CHECK 01 自分の口や歯に不安なところが「ない」場合。
口に不安がないのは、とても素晴らしいことです。ただ、口の病気(歯周病やむし歯)はほとんどの場合、痛みを感じにくいものですので、気づいていないこともあるかもしれません。このセルフチェックを通して、ご自身の口の状態を確認してみましょう。
CHECK 02 上と下の歯の合計が「23本以下」の場合。
指が何本あるかご存知でしょうか?手と足を合わせると20本ありますね。では、ご自身の歯の本数はどうでしょう?健康を保つためには、自分の体について知ることが大切です。その第一歩として、まずは歯の本数を数えてみましょう。人の歯は28本(親知らずを含めると32本)あり、しっかり噛んで食べるためには、20本以上が必要と言われています。
CHECK 02 上と下の歯の合計が「24〜27本」の場合。
指が何本あるかご存知でしょうか?手と足を合わせると20本ありますね。では、ご自身の歯の本数はどうでしょう?健康を保つためには、自分の体について知ることが大切です。その第一歩として、まずは歯の本数を数えてみましょう。人の歯は28本(親知らずを含めると32本)あり、しっかり噛んで食べるためには、20本以上が必要と言われています。
CHECK 02 上と下の歯の合計が「28本以上」の場合。
指が何本あるかご存知でしょうか?手と足を合わせると20本ありますね。では、ご自身の歯の本数はどうでしょう?健康を保つためには、自分の体について知ることが大切です。その第一歩として、まずは歯の本数を数えてみましょう。人の歯は28本(親知らずを含めると32本)あり、しっかり噛んで食べるためには、20本以上が必要と言われています。
CHECK 03 グラグラして歯が「ある」場合。
歯周病がかなり進行しているときにみられる症状です。歯は根の部分があごの骨とほぼ一体化しているため、指で軽く触った程度では動くことはありません。もし歯がグラグラと動くなら、それは少し気になるサインです。原因はいろいろありますが、多くの場合は歯周病が進行し、歯を支える骨が少なくなっていることが考えられます。(歯周病は進行しても痛みがないことが多く、気づきにくいものなのです。)
CHECK 03 グラグラして歯が「ない」場合。
歯は根の部分があごの骨としっかり一体化しているため、指で軽く触ったくらいでは動くことはありません。歯がしっかりしているのは、とても素晴らしいことです。
CHECK 04 奥歯で噛み締めた時に、痛いところが「ある」場合。
むし歯や、歯周病がかなり進行しているときにみられる症状です。健康な歯であれば、しっかり噛みしめたり固いものを噛んでも痛みを感じることはありません。もし痛みを感じるようなら、何か問題があるサインかもしれません。原因としては、むし歯や歯の欠けがある場合や、歯周病が進行している場合、または歯の根元にトラブルがある場合が考えられます。
CHECK 04 奥歯で噛み締めた時に、痛いところが「ない」場合。
健康な歯であれば、しっかり噛みしめたり固いものを噛んでも痛みを感じることはありません。素晴らしいことです。
CHECK 05 冷たいものや熱いものを飲んだり食べたりした時に、痛みが「ある」場合。
むし歯にみられる症状があります。人の体には「神経」というセンサーが張り巡らされていて、体が傷つくと痛みとして危険を知らせてくれます。これと同じように、歯にも1本1本神経が通っており、むし歯などで歯に穴が開くと、痛み(しみたり、ズキンとするなど様々な痛み)で注意を促してくれるのです。そのため、冷たいものや熱いものを口にしたときにしみたり、痛みを感じたりする場合は、重症化したむし歯が存在する可能性があります。
CHECK 05 冷たいものや熱いものを飲んだり食べたりした時に、痛みが「ない」場合。
私たちの体には「神経」というセンサーが張り巡らされていて、傷がつくと痛みとして危険を知らせてくれます。しかし、過去に神経の治療をしている場合、このセンサーが働かないことがあります。そのため、むし歯が進行しても痛みを感じないことがあるのです。被せ物が多い方は、中でむし歯になっていないか、レントゲンなどで定期的にチェックすることが大切です。
CHECK 06 食事の後、歯と歯の間にモノが詰まることが「ある」場合。
むし歯や、歯周病がかなり進行しているときにみられる症状があります。むし歯や歯周病がない健康な口では、歯と歯の間が歯ぐきでしっかり埋まっているため、食べ物が詰まることはほとんどありません。ところが、食べ物が詰まりやすくなる原因には、2つのパターンがあります。1つは、むし歯で歯に穴が開き、そこに食べ物が入り込んでしまう場合。そしてもう1つは、歯周病が進行することであごの骨が減り、歯ぐきが下がって歯と歯の間に隙間ができ、そこに食べ物が入り込みやすくなってしまう場合です。
CHECK 06 食事の後、歯と歯の間にモノが詰まることが「ない」場合。
むし歯や歯周病がない健康な口では、歯と歯の間が歯ぐきでしっかり埋まっているため、食べ物が詰まることはほとんどありません。
CHECK 07 歯磨きをすると歯ブラシが(少しでも)赤く「なる」場合。
歯周病の症状があります。歯みがきをして歯ぐきから血が出るのは、歯周病のサインです。歯ブラシを強く当てたから血が出るわけではなく、少しの刺激で出血すること自体が異常です。歯周病が進行すると歯ぐきがただれてしまい、軽く触れただけで出血するようになりますが、不思議なことに痛みはほとんどありません。反対に、歯周病にかかっていない健康な歯ぐきであれば、歯ブラシやフロスでケアしても出血することはありません。
CHECK 07 歯磨きをすると歯ブラシが(少しでも)赤く「ならない」場合。
歯ぐきからの出血は、少量であっても歯周病のサインです。出血がないのは、とても素晴らしいことですね。しかし、歯周病は「沈黙の病気」とも呼ばれるように、自分で気づくのは難しいものです。数ヶ月ごとに歯ぐきのチェックをして、重症化を予防しましょう。
CHECK 08 歯を噛みしめて、あごの疲れを「感じている」場合。
悪習慣である日常的なかみしめは、異常な歯のすり減りをまねきます。驚くかもしれませんが、普段、上下の歯が触れ合うことはほとんどありません。歯がぶつかるのは食事中くらいなのです。そのため、無意識のうちにしている歯ぎしりや食いしばりは、悪い癖といえます。痛みが出るわけではありませんが、歯同士をこすり合わせていることで、歯が異常にすり減ったり、ひびが入ったりすることがあり、最悪歯が割れてしまうことも稀なことではありません。
CHECK 08 歯を噛みしめて、あごの疲れを「感じない」場合。
噛む力は、想像以上に強いものです。この力が原因で筋肉痛が起きたり、歯が過剰にすり減ったりすることがあり、これは歯周病やむし歯に次ぐ「第3の病気」とも言われています。症状がなくても、前歯や奥歯が異常にすり減っている場合は、そのサインかもしれません。
CHECK 09 1日1回デンタルフロスを「使っていない」場合。
働き盛りの30代では、3人に1人が進行した歯周病を抱えている※1とされ、加齢とともにその割合はさらに増加する傾向があります。そのため、歯周病はもはや「国民病」ともいえる状況です。
自覚症状がないため、自分が歯周病だとは気づいていない方も多いかもしれません。その原因は、歯周ポケットにたまった細菌です。歯周病を改善するには、毎日一回、あなた自身が歯周ポケットにたまった細菌を取り除くことが基本になります。特に、歯と歯の間の歯周ポケットにたまった細菌は歯ブラシでは取り除けないため、フロスなどの専用の清掃器具が必要です。
※1 厚生労働省「令和4年 歯科疾患実態調査」
CHECK 09 1日1回デンタルフロスを「使っている」場合。
毎日、歯と歯の間をしっかりケアすることはとても大切で、歯周病やむし歯の予防にとても効果的です。歯と歯の間にある歯周ポケットにたまった細菌は、歯ブラシだけでは取り除けないため、フロスなどの専用の清掃器具を使うことが必要です。
CHECK 10 「かかりつけ歯科医」が「いる」場合。
素晴らしいことですね。定期的な口のチェックとケアは、歯周病やむし歯の重症化を防ぐためにとても大切です。最近では、口の健康と全身の関係についても多くがわかってきており、そのようなことを相談できる先生がいるのは心強いことです。
CHECK 10 「かかりつけ歯科医」が「いない」場合。
多くの方は、痛みの有無で健康かどうかを判断することが多いと思いますが、口の中も同じように考えているかもしれません。しかし、むし歯や歯周病は、実は痛みを感じにくい病気です。特に歯周病は、歯がグラグラになって抜けそうでも痛みを感じないことがあります。また、むし歯で歯に穴が開いたり、歯周病で骨が減ってしまったりすると、自然には再生しないため、早期発見と早期治療がとても大切です。