福島県歯科医師会

就任あいさつ(平成22年4月)
「さらなる改革を」会長 金子 振

 このたび福島県歯科医師会会長に再び選出していただきました。
1期2年はやからないところも多くありましたが、立候補趣意書に挙げた約束を実現する為に努力してまいりました。基本的に今までの事業を一つひとつ見直し、また支出については、その費用対効果を考え継続、縮小や大幅な削減も行ってきました。現執行部が立てた予算での1年を終え、また、昨年8月の政権交代での事業仕分けで国からの補助金も変更になったものもあり、事業の見直しをはかりました。本年度から介護関連施設と連携してモデル事業を行い、誤嚥性肺炎の予防を進め「生命を守る歯科医療」を県民にアピールしてまいります。また、県から委託される在宅歯科医療連携室を運営し、在宅歯科医療の充実、推進を計る事業など新たな事業も計画しております。
 現在、本会がかかえている大きな課題の1つは新会館建設です。2月の代議員会での議決を得て現在は設計の最終段階に入っており、間もなく現会館の取り壊しも始まります。会報等でお知らせしたようにコンパクトで機能的な会館を、会員からの新たな負担を求める事なく来春の完成を目指しております。
 もう1つの課題は、公益法人化の問題です。現在は政権交代の影響もあり政府の対応が遅れている面もあります。日本歯科医師会は公益を目指すと言っておりますが、日歯年金・共済制度など会員の福祉厚生事業を切り捨てることはできないとも言っております。本会も共済制度があり、また公益法人になると現状では、地域歯科医師会が支部を名乗れなくなり、その法人化も考えなければならない等、問題も発生します。臼歯の動向も見ながら研修会などを開催して対応していきます。
 政権交代により、レセプトオンライン化の完全義務化の撤廃、今回の診療報酬改定が10年ぶりのアップ、歯科の改定率が209%アップと32年ぶりに医科の1.74%(入院+3.03、外来0.31%)を上回りました。これは医科に比して歯科は技術料の占める割合が高いというロジックが今回は認められたということです。日本歯科医師会の大久保満男会長は「日本では医療が国の施策としてあるので政府・与党と話し合いをもたなければ、国民の為の歯科医療は良くならない」「改定については、評価はしているが満足はしていないし課題も残っている。次期の24年改定は介護保険との同時改定なのでしっかりと対応して行きたい」と言っております。今回のアップでは疲弊している歯科医療がすぐ立ち直るまでいかないまでも、前向きに考えてこれからの日歯の対応に期待したいと思います。
 「組織を発展させる為には改革が必要である」と言われております。激動期とも言える現在の日本の状況の中、困難な時代ではありますが、私達執行部は県民の為、県歯会員の為にさらに努力する所存です。会員と共に歩みながら諸問題に対応していき、会員目線による会務執行をさらにはかります。
 会員の先生方のご指導、そしてご協力をお願いいたしましてあいさつとさせていただきます。